そこで、鉛を含有しない「はんだ」である【鉛フリーはんだ】の研究・開発が行われ、有鉛はんだの代替品として普及・実用化が進み、現在では鉛フリーはんだの使用及び切り替えにより、主流な「はんだ」となってきた。
環境問題に対する世界的な動向も追い風となり、欧州連合では2006年7月にRoHS指令として鉛、水銀、カドミウム、六価クロム、ポリ臭化ビフェニル、ポリ臭化ジフェニルエーテルの電子・電気機器への使用が原則禁止となった。(民生機器)
また、車載部品においても2011年1月からELV規制として鉛は原則禁止となる予定で、鉛フリーはんだへの切り替えは必須であると考えられている。